『もしかしたら本当に変えられるかもしれない』

19日いよいよ出陣となった、愛媛1区「塩崎あきひさ」さんのクリエイティブ全般をサポートをさせていただいています。すなわち応援の表明です。

– –

正直、今の日本の国の状態に関しては思うことが多い。今回あらためて、国のこと、社会のこと、それらを動かすシステムのこと、そして、政治のこと。間接的にだが、それらに向き合い考える機会をもらうことで、その難しさを一層感じることができた。今年関わった国際会議の場においてもそれ(=落ちていく日本)を強く感じたが、すでに変わってしまった社会の潮目を正確によみ、我々の責任で、この暮らしやすい日本を、次の世代に繋いでいかなければいけないと強く思う。

7月の出馬表明の後、よなよなオンラインで繋ぎ、ビジョンの擦り合わせの壁打ち相手をしながら思ったのは、その、社会の変化を捉える感性、真の国際感覚、国政に対する視座、共感することが多かったのは言うまでもないが、何より、そこで感じたのは「所以のある強さ」だ。

自民のとか、世襲のとか、ちょっとでもそう思った方は、ぜひ、この12日間の間に彼の演説を聞きに行ってみてほしい。ここまで築き上げた弁護士としての地位を全て捨て、ひとりマイクを持つその姿に、その一つ一つの言葉に、何より、その覚悟に、その強さを感じることができると思う。そして、僕自身も、もっと自分もできることをやらなければ、と刺激をもらい続けている。

選挙に向けて準備を並走する中で、いつしか僕は、『もしかしたら本当に(社会を)変えられるかもしれない』と思うようになっていた。そして、もしかしたらその最後のチャンスなんじゃないか、とすら感じるようになった。僕自身、選挙に対して、政治に対してこう言った感覚を持ったのは正直初めてだ。だからこそ、伝えたいと思う。

– –

愛媛の皆さん、ぜひ、大切な人と一緒に「塩崎あきひさ」さんの、演説に足を運びその覚悟を感じてください。そして、愛媛以外の方も、ぜひ、それぞれの未来を考える2週間を大切に過ごしましょう!

WEBサイトはこちらから (https://akihisa-shiozaki.jp/)

そこにある危機と希望の狭間で

年末ということで、来年に向けて、併走させていただいている経営者やパートナーとの打ち合わせが続く。ありがたいことに多くの縁をいただき、ビジョンが共有できるものを選ばせて頂いているということもあるが、俯瞰してみえるその共通項が興味深い。
言うまでもないが、今の日本は危機的状態である。今取り組んでいるプロジェクトの様々な局面で、そうした危機的状況にある日本の、新旧のシステム、体制、世代、その変わり目とい狭間における葛藤を感じながら、今僕らの世代で変化の兆しを見せていかねば、とあらためて思う。

そんな年末に、黒鳥社 若林さんからインタビューを受ける。
中小規模の志ある企業のサスティナブルな事業開発、パブリックマインドのある公務員によって可能になる真の公民連携、プロフィット/ノンプロフィットそれぞれのフィールドの選択と区別によって可能になる領域の重要性、そしてそうした取り組みから見えてくる、これからの社会の希望について。お決まりのDUBの話を挟みつつ、じっくり2時間。美しさ、というのはそうした意義と隣り合わせにあると信じつつ、今年最後の出張へ。

ONE DAY @Tailand

upsetters architects 2004-2014,15,16,17

構想から3年かかってしまいましたが、2/26(月)に「upsetters architects 2004-2014,15,16,17」が発売になりました。本当に多くの方にお世話になりました!自分たちなりに、これまで考えてきたこと、そしてこれからについて考えていることを色々込めた一冊になりました。
これまでに影響を受けた方、縁のある方との対談形式を中心とした「Dialogue」、日記をベースにプロジェクトを紹介する「Project&Essay」、戦略的なプロジェクトのプロセスや志向について取材記事としてまとめた「Project Journal」といったコンテンツを軸としてまとめています。いわゆる作品集ではなく、対話の中で考えていることが見えてくれば、と思っています。書きたいこと沢山はあるので、追記していきたいと思いますが、ひとまずのご報告を。ぜひ、読んで見てください!

以下、内容紹介より
——————————————————————————————————————————
Dialogue :
坂本一成(建築家)、清水義次(株式会社アフタヌーンソサエティ 代表取締役)、左京泰明(シブヤ大学 学長)、村上祐資(極地建築家)、Jeff Staple(クリエイティブディレクター)、山口 歴(アーティスト)、松波雄大・二宮敏・清水淳子(THE 3rd FLOOR)

Project&Essay :
建築、住宅、インテリア、プロダクト、ブランドなど、ピックアップした18のプロジェクトとエッセイ

Project Journal :
愛媛県のみかん産業のこれからに向けたデザイン「10 “TEN”」、砥部焼を前進させ、つないでいくデザイン「Shiro Ao」、おしぼり文化を世界に届ける老舗企業のブランド戦略「FSX」

そのほか、建築史家・倉方俊輔氏の寄稿によるあとがきなど、upsetters architectsの持つ多様なエッセンスが込められた一冊となっています。

雑誌『WIRED』日本版、刊行休止

直前のイベントでご一緒させてもらった縁で、色々話が盛り上がり、ちょっとした企画についてやりとりしていたまさにその時、その知らせは届いた。雑誌『WIRED』日本版刊行を休止。それに伴って退任する編集長、若林恵さんのテキスが興味深い。いろんな意味で、これからの社会の変化を示唆するような、象徴的な出来事かもしれないと思った。

—本文より

こないだ、発注に関するイヴェントをやったのね。そこで岡部修三さんっていう建築家の方が「建築家への発注はすべてが一回きりなんですよ」という話をしてて。で、よくよく考えたら、どんな仕事も、もしかしたら一回限りなんじゃないかって気がしてきて。その一回性のなかにどれだけ深く身を沈められるかが、ヒトってものにとってものすごく大事なことなんじゃないかと。

最後のコメントで、感慨深い引用を見つけてびっくり。

全文はこちらから

「いつも未来に驚かされていたい」(https://wired.jp/2017/12/22/oshirase/)

ほんとそうですね。ぜひ新しい一歩でまた!