KADAR TERRACE KINDAICHI @Japan In-depth


Image : カダルミライ

Webニュースメディア「Japan In-depth」に金田一温泉センターの建て替えが取り上げられてます。清水さんに誘っていただいて、公民連携基本計画に参加させていただいてから、気がつけば3年!縁をもらって設計も担当させてもらっています。まだまだ課題は沢山ですが、これは社会にとってインパクトのある取り組みだ。と断言できる刺激的な日々を二戸市の皆さん、カダルミライの皆さん、岡崎さん他チームの皆さんとご一緒させていただいています。

取り組みはじめた当初から感じていた「正面から社会を動かすことができる時代が来た」という感覚が、より実感として感じられると同時に、このオガールで見えた希望を、客観的に再現可能にし、さらに進化させる、それが僕らの使命でもあると思っています。そして、公民連携でしかできない建築とは、とか、公民連携ではこぼれ落ちる非営利領域と文化の話とか、考えたいことは色々ありますが、なにより、日々一番のプレッシャーを受けつつ「地域に明かりを灯す」と語る事業者の姿に、もうひと頑張りしなければ、と思った朝。

本文より—-
「人口減少時代、ハコモノやインフラをどうするか。全国どこの自治体も避けて通れない。ハコモノは時間がたてば、確実に、老朽化する。ある時期を迎えれば、建て直しを迫られる「時限爆弾」のようなものだ。しかし、これまで通りの公共事業のやり方で建て直すのは、将来世代に対して無責任である。人口減少に伴う税収減の中、建設費に伴う借金、さらには完成後の維持・管理費がのしかかるからだ。」

「オガール発の公民連携は、日本のハコモノやインフラの建設のあり方を変えようとしている。裏を返せば、補助金頼りの行政は時代遅れとなっている。前例のない人口減少に見舞われている日本経済。霞が関ではなく、現場発のニッポン再興が求められている。」


記事はこちらから↓↓↓
岩手二戸市公民連携「オガール流」(2019/11/30@Japan In-depth)

upsetters architects 2004-2014,15,16,17

構想から3年かかってしまいましたが、2/26(月)に「upsetters architects 2004-2014,15,16,17」が発売になりました。本当に多くの方にお世話になりました!自分たちなりに、これまで考えてきたこと、そしてこれからについて考えていることを色々込めた一冊になりました。
これまでに影響を受けた方、縁のある方との対談形式を中心とした「Dialogue」、日記をベースにプロジェクトを紹介する「Project&Essay」、戦略的なプロジェクトのプロセスや志向について取材記事としてまとめた「Project Journal」といったコンテンツを軸としてまとめています。いわゆる作品集ではなく、対話の中で考えていることが見えてくれば、と思っています。書きたいこと沢山はあるので、追記していきたいと思いますが、ひとまずのご報告を。ぜひ、読んで見てください!

以下、内容紹介より
——————————————————————————————————————————
Dialogue :
坂本一成(建築家)、清水義次(株式会社アフタヌーンソサエティ 代表取締役)、左京泰明(シブヤ大学 学長)、村上祐資(極地建築家)、Jeff Staple(クリエイティブディレクター)、山口 歴(アーティスト)、松波雄大・二宮敏・清水淳子(THE 3rd FLOOR)

Project&Essay :
建築、住宅、インテリア、プロダクト、ブランドなど、ピックアップした18のプロジェクトとエッセイ

Project Journal :
愛媛県のみかん産業のこれからに向けたデザイン「10 “TEN”」、砥部焼を前進させ、つないでいくデザイン「Shiro Ao」、おしぼり文化を世界に届ける老舗企業のブランド戦略「FSX」

そのほか、建築史家・倉方俊輔氏の寄稿によるあとがきなど、upsetters architectsの持つ多様なエッセンスが込められた一冊となっています。

雑誌『WIRED』日本版、刊行休止

直前のイベントでご一緒させてもらった縁で、色々話が盛り上がり、ちょっとした企画についてやりとりしていたまさにその時、その知らせは届いた。雑誌『WIRED』日本版刊行を休止。それに伴って退任する編集長、若林恵さんのテキスが興味深い。いろんな意味で、これからの社会の変化を示唆するような、象徴的な出来事かもしれないと思った。

—本文より

こないだ、発注に関するイヴェントをやったのね。そこで岡部修三さんっていう建築家の方が「建築家への発注はすべてが一回きりなんですよ」という話をしてて。で、よくよく考えたら、どんな仕事も、もしかしたら一回限りなんじゃないかって気がしてきて。その一回性のなかにどれだけ深く身を沈められるかが、ヒトってものにとってものすごく大事なことなんじゃないかと。

最後のコメントで、感慨深い引用を見つけてびっくり。

全文はこちらから

「いつも未来に驚かされていたい」(https://wired.jp/2017/12/22/oshirase/)

ほんとそうですね。ぜひ新しい一歩でまた!